2018年10月10日水曜日

臨床研究に関するメモ(随時更新)

「臨床研究法」での「臨床研究」の定義

臨床研究は、医薬品等をヒトに対して用いることにより、当該医薬品等の有効性又は安全性を明らかにする研究(*)のことをさす。

* 当該研究のうち、当該医薬品等の有効性又は安全性についての試験が、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律「医薬品医療機器等法」(**)第八十条の二第二項に規定する治験に該当するものその他厚生労働省令で定めるものを除く。
** 昭和三十五年法律第百四十五号

通常の診療行為を行い、その経過や結果等について評価を行ういわゆる観察研究は法に基づく「臨床研究」には該当しない(*)。

*ただし、個々の患者に対する最適治療を目的とせず、複数の医薬品等を比較する目的で実施するものは観察研究ではない。

 以上を踏まえると、ある医療機関Aで患者Bに対する通常の診療行為で撮影された画像データを合意のもとで他の研究機関Cへ譲渡・貸与し、研究機関Cに所属する研究者が使用するのは観察研究に分類され臨床研究法の適用外といえるだろう。ただし、ここでの「合意」は、医療機関Aと患者Bの間かつ医療機関Aと研究機関Cの間で形成されているべきである。さらに、AとBの合意についてはCでの利用を含めた合意が形成されるべきだろう。

リンク:
(1)厚生労働省:各種資料あり
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000163417.html

(2)千葉大学 臨床研究審査委員会:「臨床研究」、「治験」、「観察研究」などの分類
http://www.chiba-crc.jp/rinsyo-kenkyu/public/rinsho_kenkyu.html

(3)日本医師会治験促進センター:厚労省の資料
http://www.jmacct.med.or.jp/about/h29/files/act20180317_3.pdf

2018年10月4日木曜日

メモ:VS2017でQtベースのGUIアプリ開発のためのメモ(随時更新)

#とりあえず自分用メモ


《想定する状況と環境》

・Windows Desktop(x64)環境用のQtベースのGUIアプリケーション開発をしたい
・Qt CreatorではなくMicrosoft Visual Studio(以下VS)を使いたい
・VSで作った自前のライブラリもリンクしたい


《手順》

・Visual Studioのインストール

#ライブラリ開発も含め、たいていはCommunity版で十分かも
#先に行うことで「Qt」インストーラがVSのコンパイラを自動検出するなどQt側の設定が楽になるかも(Community版では異なるかも)
#VSの更新は「ツール」メニュー>「拡張機能と更新プログラム」選択で表示されるダイアログの左メニューから「更新プログラム」より


・「Qt」のインストール

0)ダウンロードページ(www.qt.io/download-qt-for-application-development)へ
1)「Desktop & Mobile ...」か「Embedded ...」かの選択(前者を選択)
2)「Commercial」か「Open Source」かの選択(後者を選択)
3)「Your download」ボタンを押す
4)インストーラ起動
5)ログイン(新規登録可:ただし同時複数ログインは不可のよう)
6)リモートレポジトリからメタ情報取得(数分〜10分かかる)
 #「設定」の「システムのプロキシ使用」で高速化?
7)コンポーネントの選択
 #デフォルトで選択されているのは「Qt Creator」のみ
 #VSで開発するならバージョンをどれか一つ選ぶ必要ありそう
 #一つのバージョンを選ぶと、様々なプラットフォームのコンポーネントがすべて選択されるので、不要なものはチェックを外すとよいかも
 #後から別バージョンの追加インストールはできない?
8)インストール実行
 #選択内容によるが30分〜1時間以上かかることもあり
9)後でコンポーネントを追加・削除するには「Qt Maintenance Tool」を使う
 #「Qt Maintenance Tool」自体の更新が必要な場合もある


・「Qt Visual Studio Tools」のインストール

1)VSを起動
2)「ツール」メニュー>「拡張機能と更新プログラム」を選択
3)表示されたダイアログの左メニューから「オンライン」を選択
4)右上の検索窓で「Qt」を入力して検索
5)「Qt Visual Studio Tools」の「ダウンロード」ボタンを押す
6)VSを終了
7)VSIXインストーラが自動的に起動
8)「変更ボタン」を押してインストールする(ライセンス条項に同意)

#VS2017 Community版でもインストール確認済


・「Qt Visual Studio Tools」の設定

1)Visual Studioを起動
2)「Qt VS Tools」メニューの「Qt Options」を選択
3)ダイアログで「Add」ボタンを押し、使用するQtのバージョンの「qmake.exe」を含む「bin」フォルダのある場所を指定する(binまでは含めない)

#古いバージョンが見つからない警告が出ることがあるが、使用しないものを選択して「Delete」しておくとOKかも


・VS2017でのプロジェクト作成手順

1)「ファイル」メニュー>「新規作成」>「プロジェクト」
2)表示されたダイアログの左メニューから「Visual C++」カテゴリの「Qt」を選択
3)同ダイアログ中央のリストから「Qt GUI Application」など適切なプロジェクトのタイプを選択
4)ソリューションをビルド
#「stddef.h」がないと怒られることがあるが、プロジェクトのプロパティで「Windows SDK バージョン」を変更するとOKの場合あり
#「'_MSC_VER' の不一致が検出されました」と怒られることがあるが、同プロパティで「プラットフォームツールセット(以下PTS)」を変更するとOKの場合あり


《稼働可能な現状まとめ》

Apple MBP2014 (VMWare Fusion & Bootcamp)
- Win 8.1 Enterprise
- VS2017 Com(15.3.1)
 - Win SDK ver. 10.0.15063.0(8.1は「no stddef.h」エラー)
 - PTS VS2017(v141)
- VS2017 Com(15.5.2)
 - Win SDK ver. 10.0.15063.0(10.0.16299.0も可,8.1は「no stddef.h」エラー)
 - PTS VS2017(v141)
- MS .NET Framework 4.7.02053
- Qt 5.10.0

MS Surface Pro 3
- Win 10 Pro
- VS2017 Com(15.5.2)
 - Win SDK ver. 8.1(10.0.10586.0でもOK, 10.0.16299.0でもOK)
 - PTS VS2017(v141)
- MS .NET Framework 4.6.01038
- Qt 5.10.0

Sony VAIO SV
- Win 8.1 Pro
- VS2017 Com(15.5.2)
 - Win SDK ver. 8.1
 - PTS VS2017(v141)
- MS .NET Framework 4.7.02053
- Qt 5.10.0


《その他のメモ》

・VSでコンソールを出すにはプロジェクトのプロパティの「リンカー」の「システム」の「サブシステム」で切り替え

・異なる環境で作成したプロジェクトを開いたとき、Qtのバージョン指定に関するエラーが出ることがあるが、VSの「Qt VS Tools」メニューの「Qt Project Settings」の「Version」項目でインストールされているバージョンを選択すればOK

・同じWin SDKでも環境によってコンパイル成功の可否が異なるのは何故?

・開発したアプリのQtライブラリのリンク(dynamicかstaticか)選択する方法は?
 #defaultでは「Qt5Core.dll, Qt5Gui.dll, Qt5Widgets.dll」のdynamicリンクのみ?

・VSのpro版とcommunity版でPTSなどの違いはある?

・ 旧バージョン(VS、QTとも)で作成したプロジェクトを新しいVSで開くとまた状況が異なるのは何故?

・タッチパネルのタッチ位置ドリフトはハードウェアのせい